「痛くないから大丈夫」と思っていませんか?
歯が痛くない。
食事にも困っていない。
歯ぐきも腫れていない。
そのようなときには、
「今は歯医者に行かなくても大丈夫」
と思われるかもしれません。
しかし、むし歯や歯周病は、初期の段階では強い症状が出ないことがあります。
また、一度治療した歯や被せ物、インプラントなども、時間の経過とともに少しずつ状態が変化することがあります。
だからこそ大切なのが、
症状が出てから歯科医院へ行くのではなく、症状がないときから定期的にお口の状態を確認すること。
アークデンタルクリニックでは、定期健診を「悪いところを探すためだけの時間」ではなく、
今ある歯と現在の良い状態を、これからも長く守るための時間
と考えています。
定期健診で大切なのは、「変化に早く気づくこと」
お口の中は、ずっと同じ状態ではありません。
例えば、
- 小さなむし歯ができる
- 歯ぐきに炎症が起こる
- 歯周ポケットが深くなる
- 詰め物や被せ物に変化が起こる
- 噛み合わせが少しずつ変わる
- インプラント周囲に炎症が起こる
- 入れ歯が合いにくくなる
といった変化が起こることがあります。
こうした変化は、すぐに痛みとして現れるとは限りません。
定期健診によって、
「前回と比べて、何か変わっていないか」
を継続して確認することで、問題が大きくなる前に気づける可能性があります。
定期健診では、何を確認するのでしょうか?
当院では、むし歯があるかどうかだけを見るのではありません。
お口全体を確認します。
むし歯の確認
新しいむし歯ができていないか、以前治療した歯の周囲に変化がないかを確認します。
歯ぐき・歯周病の確認
歯ぐきの腫れや出血、歯周ポケットなどを確認します。
詰め物・被せ物の確認
詰め物や被せ物に、
- 欠け
- 緩み
- すき間
- 周囲のむし歯
などがないか確認します。
噛み合わせの確認
一部の歯だけに強い力がかかっていないかなどを確認します。
インプラントの確認
インプラントが入っている場合には、周囲の歯ぐきや清掃状態、噛み合わせなどを確認します。
入れ歯の確認
入れ歯を使用している方では、入れ歯の適合や残っている歯の状態などを確認します。
セルフケアの確認
磨き残しが起きやすい場所などを確認し、必要に応じて歯ブラシや歯間ブラシなどの使い方をご案内します。
定期健診は「むし歯がある人」だけのものではありません
「むし歯がないなら、定期健診は必要ないのでは?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、定期健診ではむし歯以外にも、
- 歯周病
- 治療した歯
- 被せ物
- インプラント
- 入れ歯
- 噛み合わせ
- セルフケア
などを確認します。
特に、一度治療した歯は、
治療が終わったあと、その状態を長く守っていくこと
が大切です。
良い状態を維持するためにも、症状がなくても定期的に確認していきます。
歯周病は、症状が少ないまま進むことがあります
歯周病では、
「歯が痛くないから大丈夫」
とは言い切れません。
歯ぐきからの出血や腫れ、歯周ポケットの変化などを確認することで、現在の状態を把握します。
特に歯周病治療を受けた方は、治療後も良い状態を維持するための継続的な確認が重要です。
治療した歯も、定期的に確認します
むし歯治療や根管治療をした歯。
セラミックや被せ物を入れた歯。
治療したからといって、その後ずっと何も起こらないとは限りません。
時間の経過とともに、
- 被せ物との境目に変化が起こる
- 周囲にむし歯ができる
- 噛み合わせが変化する
- 歯ぐきに炎症が起こる
ことがあります。
そのため、
「治療したから、もう見なくていい」ではなく、「治療した歯だからこそ継続して確認する」
ことが大切です。
インプラントも定期健診が大切です
インプラントは人工物なので、むし歯にはなりません。
しかし、インプラントの周囲の歯ぐきに炎症が起こる場合があります。
また、噛み合わせや清掃状態なども確認していく必要があります。
インプラント治療後も定期的に状態を確認し、できるだけ長く安定して使えるよう管理していきます。
入れ歯を使用している方も定期的な確認を
お口の中は年齢や時間とともに変化します。
そのため、長く使用している入れ歯が、
「最近少し緩くなった」
「噛むと痛い」
「以前より動くようになった」
と感じることがあります。
定期健診では、入れ歯だけでなく、
- 残っている歯
- 歯ぐき
- 噛み合わせ
- 清掃状態
も確認します。
特に部分入れ歯では、残っている歯を長く守ることが重要です。
定期健診とメンテナンスは、どう違うのでしょうか?
定期健診は、
現在のお口に問題や変化が起きていないかを確認すること
が中心です。
一方、メンテナンスでは、
治療した歯や現在の良い状態を維持するために、定期的な管理や必要なケアを行うこと
を重視します。
実際の診療では、この二つは完全に切り離されるものではありません。
状態を確認し、必要に応じて専門的なケアを行いながら、
今ある良い状態をできるだけ長く維持していくこと
が大切です。
定期健診と予防歯科は、どう関係するのでしょうか?
予防歯科の目的は、むし歯や歯周病などの問題をできるだけ起こさず、今ある歯を長く守ることです。
そのためには、
- 毎日のセルフケア
- 定期的なお口の確認
- 必要に応じた専門的なケア
を組み合わせることが大切です。
つまり、定期健診は、
予防歯科を実践していくための大切な機会の一つ
です。
定期健診は何か月ごとに受ければいいのでしょうか?
これは、多くの患者さまからいただくご質問です。
しかし、すべての方に同じ間隔が適しているわけではありません。
例えば、
- むし歯のリスク
- 歯周病の状態
- 治療歴
- インプラントの有無
- 被せ物の数
- セルフケアの状態
などによって、確認した方がよい間隔は異なります。
そのため、
「全員3か月ごと」
「半年に1回なら大丈夫」
と一律には決めません。
お口の状態を確認し、その方に合った間隔をご提案します。
定期健診の間隔については、こちらの記事でより詳しく解説しています。
→ 「 歯の定期健診は何ヶ月ごと?予防・メンテナンスが大切な理由」を見る
「何もないことを確認する」ことにも意味があります
定期健診を受けた結果、
「むし歯はありません」
「歯周病も安定しています」
「被せ物も問題ありません」
ということもあります。
それは、
「何もすることがなかった」
ということではありません。
現在の良い状態を確認し、
「今回も大きな変化がなかった」
と確認できること自体が、定期健診の大切な役割です。
悪くなってから治療するのではなく、
悪くなっていないことを確認しながら、良い状態を守っていく。
その積み重ねが、大切な歯を長く残すことにつながります。
10年後、20年後も、ご自身の歯で食べるために
私たちが定期健診で守りたいのは、単に歯の本数だけではありません。
好きなものを自分の歯で噛むこと。
家族や友人との食事を楽しむこと。
自然に話し、笑うこと。
そんな毎日を、できるだけ長く続けていただくことです。
今は痛いところがない。
何でも普通に食べられる。
そんなときこそ、今ある歯を大切にすることが、これから先のお口の健康につながります。
「痛くなってから行く歯科医院」から、
「良い状態を確認し、守るために通う歯科医院」へ。
アークデンタルクリニックでは、患者さまと長くお付き合いしながら、お口の変化を継続して見守っていきます。
最近、歯科健診を受けていますか?
「特に痛いところはない」
「しばらく歯医者に行っていない」
「以前治療した歯が気になる」
「歯周病が心配」
「今の状態を一度確認してほしい」
そのような方も、まずは現在のお口の状態を確認してみませんか。