口元を美しくする

銀歯を白くするには?保険の白い歯・セラミックなど治療方法を解説

「笑ったときに銀歯が見えるのが気になる」

「昔治療した銀歯を白い歯に替えたい」

「銀歯を白くするなら、セラミックにしないといけないの?」

このようなお悩みを持つ方は少なくありません。

現在では、歯の位置や状態などによって、

  • 保険診療の白い詰め物・被せ物
  • 自由診療のセラミック
  • 症例によってはコンポジットレジンによる修復

など、金属を使わずに治療できる選択肢があります。

そのため、

「銀歯を白くしたい=必ずセラミックに交換する」

というわけではありません。

ただし、ここで大切なのは、

単に銀色を白色に変えることだけを目的にしないこと

です。

銀歯を外してみると、その下にむし歯が見つかったり、健康な歯が思ったより少なくなっていたりすることがあります。

また、銀歯に特に問題がなく、見た目も気にならないのであれば、必ずしも交換する必要があるとは限りません。

だからこそ、

「何の材料に替えるか」の前に、「その歯は今どのような状態なのか」を確認すること

が大切です。

この記事では、

銀歯を白くする方法、保険の白い歯とセラミックの違い、交換前に確認したいポイント、治療方法の選び方

について、わかりやすく解説します。

セラミック治療について、銀歯だけでなく、保険の白い歯・ホワイトニング・寿命なども含めて全体を知りたい方は、

「【口元を美しくしたい方へ】セラミック・ホワイトニングで後悔しないために知っておきたいこと」

もあわせてご覧ください。

 

目次

銀歯を白くすることはできますか?

歯の状態によっては、現在入っている銀歯を外し、白い詰め物や被せ物へ交換することができます。

ただし、基本的には、

銀歯の表面を白く塗る治療ではありません。

現在の金属製の詰め物・被せ物を外し、その下の歯を確認したうえで、新しい修復物へ交換します。

主な選択肢として、

  1. 保険診療の白い詰め物・被せ物
  2. 自由診療のセラミック
  3. コンポジットレジンによる修復

などがあります。

ただし、すべての歯で同じ治療が選べるわけではありません。

どの方法が適しているかは、

  • 銀歯の大きさ
  • 治療する歯の位置
  • 残っている健康な歯の量
  • むし歯の有無
  • 噛み合わせ
  • 歯ぎしり・食いしばり
  • 見た目への希望

などによって異なります。

銀歯を白くする3つの主な方法

まず、それぞれの特徴を大まかに整理してみましょう。

治療方法 主な特徴 費用
保険の白い歯 保険制度の範囲で白い材料を使用 保険適用なら負担を抑えやすい
セラミック 色・透明感・材料などの選択肢を広げやすい 自由診療
コンポジットレジン 小さな範囲なら直接白い材料で修復できる場合がある 症例により異なる

大切なのは、

「一番良い材料」を探すことではなく、「その歯に合った治療方法」を選ぶこと

です。

方法① 保険診療の白い歯に交換する

現在では、条件に応じて保険診療でも白い詰め物や被せ物を選択できる場合があります。

代表的なものに、

CAD/CAM冠・CAD/CAMインレー

などがあります。

以前は、

「奥歯の治療=銀歯」

というイメージを持つ方も多かったと思いますが、現在は保険診療でも白い材料を選択できる範囲が広がっています。

そのため、銀歯を白くしたい場合には、

まず保険診療でどのような治療が可能なのか確認する

という選択肢があります。

保険の白い歯の主な特徴

  • 保険適用なら費用を抑えやすい
  • 金属を使わず白くできる場合がある
  • 保険制度で使用できる材料や治療方法が決められている
  • 自由診療と比べると、材料や色調などの選択肢には制限がある

ただし、

「銀歯ならすべて保険で白くできる」

というわけではありません。

実際にどの治療が保険適用になるかは、治療する歯やお口の状態などを確認したうえで判断します。

方法② 自由診療のセラミックに交換する

より自然な色や透明感、材料の選択肢などを重視する場合には、自由診療のセラミックを検討することがあります。

セラミック治療では、

  • 治療する場所
  • 周囲の天然歯の色
  • 必要な強度
  • 噛み合わせ
  • 見た目の希望

などを考えながら、材料を選択します。

使用される材料には、

  • ジルコニア
  • ガラスセラミック
  • その他のセラミック系材料

などがあり、それぞれ特徴が異なります。

例えば、

「笑ったときに見える銀歯をできるだけ自然にしたい」

「周囲の天然歯と色を合わせたい」

「見た目にもこだわって治療したい」

という場合には、セラミックが選択肢になることがあります。

ただし、

「セラミックなら必ず長持ちする」
「セラミックなら絶対に割れない」

というわけではありません。

その歯にかかる力や残っている歯の状態まで考えて、材料を選ぶことが重要です。

方法③ 小さな範囲ならコンポジットレジンで治療できる場合もあります

銀歯の大きさや歯の状態によっては、

コンポジットレジン

という白い樹脂材料で修復できる場合があります。

歯に直接材料を詰めて形を整える方法です。

症例によっては、

  • 歯を削る量を抑えやすい
  • 白い材料で治療できる
  • 比較的小さな範囲に対応できる
  • 一度の治療で修復できる場合がある

といった特徴があります。

一方、大きく歯を失っている場合や、強い力がかかる場所などでは適さないこともあります。

そのため、

「できるだけ削りたくないからレジン」

という理由だけで決めるのではなく、その歯に必要な強度なども含めて判断します。

銀歯はホワイトニングで白くできる?

これはよくあるご質問ですが、

銀歯そのものをホワイトニングで白くすることはできません。

ホワイトニングは、天然歯そのものの色を明るくする治療です。

銀歯だけでなく、セラミックやレジンなどの人工物も、ホワイトニングによって同じように白くなるわけではありません。

そのため、

「銀歯そのものを白くしたい」

場合には、現在の修復物を白い材料へ交換する治療を検討します。

一方、

「銀歯だけでなく天然歯の黄ばみも気になる」

場合には、治療の順番も重要になります。

例えば、

ホワイトニング
↓
天然歯の色が安定する
↓
その色に合わせて白い詰め物・被せ物を作る

という方法を検討することもあります。

銀歯を交換する前に、まず確認したい5つのこと

銀歯を白くしたいときには、

「何色の材料にするか」より先に確認したいこと

があります。

1.銀歯の下にむし歯がないか

長く使っている銀歯では、歯と修復物の境目などから内部にむし歯ができていることがあります。

見た目では問題がないように見えても、銀歯を外して初めてわかる場合もあります。

その場合には、

「銀歯を白くする治療」ではなく、「むし歯を取り除いて歯を修復する治療」

として考える必要があります。

2.健康な歯がどのくらい残っているか

銀歯を外したあと、健康な歯がどの程度残っているかも重要です。

残っている歯の量によって、

  • 直接詰める治療
  • 部分的な詰め物
  • 歯全体を覆う被せ物

など、適した方法が変わります。

できるだけ健康な歯を残しながら、必要な強度を確保できる治療方法を考える

ことが大切です。

3.歯の神経や根に問題がないか

大きな銀歯が入っている歯では、過去に深いむし歯治療を受けていることがあります。

治療前には、

  • 痛みがないか
  • 神経の状態
  • 根管治療の有無
  • 根の先に問題がないか

などを確認します。

見た目だけを整えても、歯の内部に問題が残っていれば長期的な安定にはつながりません。

4.歯ぐきや歯周病に問題がないか

きれいな白い歯を入れても、歯ぐきに炎症があったり、歯周病が進んでいたりすると、長期的に安定しにくくなることがあります。

そのため必要に応じて、

先に歯周病治療を行い、歯ぐきの状態を整えてから詰め物・被せ物を作る

場合もあります。

5.噛み合わせや歯ぎしりに問題がないか

特に奥歯には強い噛む力がかかります。

さらに、

  • 歯ぎしり
  • 食いしばり
  • 特定の歯への力の集中

などがあると、白い修復物にも負担がかかります。

そのため、

見た目だけで材料を選ばず、その歯にどのくらい力がかかるのか

まで考えることが重要です。

銀歯を白くするなら、保険とセラミックのどちらがいい?

これは、

患者さまが何を優先したいかによって変わります。

費用をできるだけ抑えたい

条件が合えば、保険診療の白い材料を検討できます。

より自然な色や透明感を重視したい

自由診療のセラミックが選択肢になることがあります。

小さな銀歯を白くしたい

歯の状態によっては、コンポジットレジンによる修復を検討できる場合があります。

奥歯で噛む力が強い

見た目だけでなく、材料の特性や噛み合わせまで考えて治療方法を選びます。

何を選べばよいかわからない

最初から材料を決める必要はありません。

まず、

現在の銀歯と、その下の歯がどのような状態なのか

を確認することから始めましょう。

保険の白い歯とセラミックの違いを詳しく知りたい方へ

「白い歯にしたいけれど、保険とセラミックの違いがよくわからない」

という方もいらっしゃると思います。

見た目・材料・強度・費用などについて詳しく比較したい方は、

「セラミックと保険の白い歯は何が違う?見た目・強度・費用を比較」

もあわせてご覧ください。

問題のない銀歯でも交換した方がいい?

銀歯が入っているからといって、

必ず白い材料へ交換しなければならないわけではありません。

現在の銀歯が問題なく機能していて、内部にも問題がなく、患者さま自身も見た目を気にしていないのであれば、交換を急ぐ必要がない場合もあります。

一方、

  • 見た目が気になる
  • 修復物に問題がある
  • 周囲にすき間や段差がある
  • 内部のむし歯が疑われる
  • 歯そのものに治療が必要

といった場合には、交換や再治療を検討します。

特に、

問題なく使えている銀歯を見た目だけの理由で交換する場合

には、

「交換することで健康な歯をどの程度削る可能性があるのか」

についても理解してから決めることが大切です。

白い歯に交換すれば、その後はずっと使える?

銀歯を白い材料へ交換しても、

一度治療すれば、そのまま一生使えるとは限りません。

治療した歯を長く守るためには、

  • 毎日の歯磨き
  • フロスや歯間ブラシ
  • むし歯・歯周病の予防
  • 噛み合わせの確認
  • 定期的なメンテナンス

などが重要です。

そして、詰め物や被せ物そのもの以上に大切なのが、

その下にある天然歯を守ること

です。

セラミックの寿命について詳しく知りたい方は、

「セラミック治療はどのくらい長持ちする?寿命と長持ちさせるポイントを解説」

もあわせてご覧ください。

銀歯を白くする治療についてよくある質問

Q.銀歯は保険で白くできますか?

歯の位置や状態などによっては、保険診療の白い材料を使用できる場合があります。

ただし、すべての銀歯を同じ方法で交換できるわけではありません。

実際に保険が適用できるかどうかは、診察を受けたうえで確認してください。

Q.銀歯を白くするならセラミックが一番いいですか?

必ずしもそうとは限りません。

費用、見た目、歯の状態、噛み合わせ、治療する場所などによって適した治療方法は変わります。

条件が合えば、保険診療の白い材料やコンポジットレジンが選択肢になる場合もあります。

Q.銀歯を外すと歯をさらに削りますか?

現在の修復物を外したり、新しい詰め物・被せ物を作ったりする際に、追加で歯を形成する必要が生じる場合があります。

必要となる量は、歯の状態や新しく使用する材料などによって異なります。

見た目を目的に交換する場合には、天然歯への影響についても説明を受けてから判断することが大切です。

Q.銀歯の下にむし歯があったらどうなりますか?

まずむし歯を取り除き、残っている健康な歯の量などを確認したうえで治療方法を決めます。

むし歯の範囲によっては、当初考えていた治療方法から変更が必要になることもあります。

Q.銀歯はホワイトニングで白くなりますか?

銀歯そのものをホワイトニングで白くすることはできません。

銀歯を白くしたい場合には、現在の歯の状態を確認したうえで、白い材料への交換を検討します。

「銀歯を白くする」だけでなく、その歯をこれからどう守るかを考えましょう

銀歯が見えることを気にしている方にとって、

「白い歯にしたい」

という希望は自然なものです。

現在では、保険診療の白い材料、セラミック、コンポジットレジンなど、以前より治療の選択肢も増えています。

しかし、アークデンタルクリニックでは、

「銀歯だからセラミックに交換しましょう」

と、最初から材料だけで治療方法を決めることは大切ではないと考えています。

まず確認したいのは、

「なぜ銀歯を白くしたいのか」

「銀歯の下に問題はないか」

「健康な歯はどのくらい残っているのか」

「その歯にはどの程度の力がかかるのか」

「費用・見た目・歯を残すことのうち、何を大切にしたいのか」

ということです。

そのうえで、

保険診療・自由診療を含めて、考えられる治療方法をご説明します。

大切なのは、

銀歯をただ白くすることではなく、その歯をこれからできるだけ長く守ること。

それぞれの治療方法の違いを理解したうえで、ご自身が納得できる方法を一緒に考えていきましょう。

アークデンタルクリニックの審美治療について

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※本記事では、銀歯を白い材料へ変更する治療について一般的な情報をご紹介しています。保険適用の可否、使用できる材料、必要となる治療、歯を削る量などは、治療する歯やお口の状態、保険制度などによって異なります。診察・検査を受け、歯科医師から十分な説明を受けたうえで治療方法をご検討ください。

執筆・監修:歯科医師 名古屋 肇

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